設定温度を超えて、室内温度が上がる時

設定温度を20度にしたのに、室内温度が24度になることはないでしょうか?

春先や秋口には、中途半端な温度の日が多く、ファンヒーターがすぐに設定温度を超えてしまいます。ファンヒーターは、室内空気の温度を検知して、設定温度を維持しようとはしません。

ファンヒーターは、設定温度を下回らないように、弱い暖房を継続します。ですから、設定温度よりも、室内温度の方が高くなってしまうのです。

このようなファンヒーターを持っているということは、ダイニチのSタイプやNEタイプではないですか?

ダイニチのSタイプやNEタイプは、「ひかえめ運転」という機能があるものの、自動消火、自動点火をしません。暑く感じたら、ボタンを押して消しましょう。



2007年、ダイニチは、ファンヒーターに「新ひかえめ運転」という機能をつけました。それは、「ecoおまかせ」と書かれた、SタイプやNEタイプ以外のファンヒーターについています。

この「新ひかえめ運転」では、ファンヒーターが室内温度を感知して、設定温度より3度上回ると自動消火し、室内温度が設定温度より1度下回ると自動的に着火します。

この機能があれば、わざわざ、ボタンを押さずに済みます。



ただ、この自動消火・点火は、人が見ていないと火事や一酸化炭素中毒の原因になります。このタイプのファンヒーターを使う方は、ファンヒーターを消したか、注意、確認しましょう。

大手家電メーカーが石油ファンヒーター事業から撤退した理由は、このような事故のリスクがあるからなのです。