ダイニチのホームページには載っていない機種があります。
その機種名とは「FHY32TS10」です。
以下に仕様を載せます。
「FHY32TS10」の仕様
ワンタッチ汚れんキャップ付きのスタンダードタイプ
★グレー液晶
★給油モニター
★ワンタッチ汚れんキャップ
★ひかえめ運転
型式 | FHY32TS10 |
メーカー | ダイニチ工業 |
製造年度 | 2014年度 |
元の標準タイプ | FW-3214S |
暖房のめやす | <木造>~9畳 <コンクリート>~12畳 |
重量 | 7.4kg |
灯油タンク | 5L |
着火スピード | 40秒 |
暖房能力 | 3.20~0.74kW |
消費電力 | <大火力時>98W <小火力時>52W <点火時>390W <待機時>1.0W |
運転音 | 35~24dB |
本体サイズ | 429×371×299mm |
メーカー希望小売価格 | 28,140円 |
「FHY32TS10」はここが違う!!
「FHY32TS10」は、ダイニチ標準モデル「FW-3214S」とどこが違うのでしょうか?
特に仕様では「FW-3214S」と何も変わりません。外観では、ひかえめボタンが、標準の「FW-3214S」では白いボタンになっているところ、「FHY32TS10」では、緑色のボタンになっていることぐらいでしょうか。
そもそも、「FHY32TS10」は家電量販店のヤマダ電機専用のモデルであり、ヤマダ電機の系列店でしか取り扱いをしていません。
ヤマダ電機の系列店では、元となった標準モデルの「FW-3214S」を取り扱っておらず、「FHY32TS10」しか置いていません。
つまり、ヤマダ電機系列店にとっての、「FW-3214S」が「FHY32TS10」だといえます。
また、カラーバリエーションについて言うと、「FW-3214S」では、ウォームシルバーとウォームホワイトを選ぶことができるのに、「FHY32TS10」ではウォームホワイトしか選ぶことはできません。
カラーバリエーションを抑えて、価格を安くしています。
では、次に、「FHY32TS10」と「FHY32TR5」の違いは何でしょうか?
「FHY32TS10」も「FHY32TR5」も、ダイニチ「FW-3214S」が標準モデルになっています。
その違いとは何か?
ずばり、給油キャップの違いです。
「FHY32TR5」が「給油汚れんキャップ」なのに対し、「FHY32TS10」は「ワンタッチ汚れんキャップ」になっています。
そもそも、両方の標準モデルだった、ダイニチ「FW-3214S」では、「給油汚れんキャップ」でした。
「FHY32TR5」の方は、標準モデルと同じなのですが、この「FHY32TS10」は標準モデルにはないはずの「ワンタッチ汚れんキャップ」がついています。
「給油汚れんキャップ」は、時計まわりに回す普通のキャップです。一方、「ワンタッチ汚れんキャップ」の方は、回さずに、着脱する方式のキャップです。カチッと、はめるといった方が解かりやすいでしょうか?
この「ワンタッチ汚れんキャップ」は、廉価モデルの「NEタイプ」や「Sタイプ」にはついていません。本来は「Lタイプ」以上の高級タイプにしかついていないものです。
「FHY32TS10」と「FHY32TR5」の価格差は2千円。はたして、「ワンタッチ汚れんキャップ」に2千円の価値があると思うか思わないのか、人次第です。
ヤマダウェブコムダイニチ FHY32TS10