その石油ファンヒーターは国産か?

ダイニチの工場


ダイニチの工場は、第1から第3までの3つの工場が、新潟県新潟市南区北部工業団地内に集中して存在します。

第1工場で、石油ファンヒーターを生産しています。

[map addr=”新潟県新潟市南区北田中780番地6″]



シーズン前の3月上旬には、確実に売れる製品を大量に生産しておき、在庫を積みあげてしまいます。この時期には1日8千台を生産するそう。

9月から11月という、石油ファンヒーターの受注がピークになる前に作っておく理由は、その後、ライバルメーカーが生産を絞っていくなか、もし寒波がきて、急な需要が増えたときにも対応できるからなのだそうです。

この方法で、ダイニチは石油ファンヒーターのシェアを伸ばしました。


コロナの工場


コロナの工場は、三条工場、柏崎工場、長岡工場の3つがあります。すべて新潟県にあります。そのうち、柏崎工場ではFF式ヒーターを、長岡工場ではエコキュートを生産しています。

石油ファンヒーターは、三条工場で作られています。

[map addr=”新潟県三条市東新保7-7”]



石油ファンヒーターの受注があるのは、秋です。春は生産ラインが止まってしまいます。そこで、コロナでは、春には、同じ生産ラインで、同じ従業員を使い、エアコンなどの空調機器を生産しています。これを同社では、「二毛作体制」と呼んでいます。


トヨトミの工場


トヨトミの工場は、愛知県の本社工場と額田工場があります。石油ファンヒーターを製造しているのは額田工場の方です。

[map addr=”愛知県岡崎市樫山町字陣ノ屋1番地”]


アラジンの工場


アラジンの工場は、中国の広東省にあります。東莞千石家電有限公司と千石家電(恵州)有限公司の2つです。


まとめ


日本の石油ファンヒーターメーカーは、ほとんど日本で生産していることが分かりました。他の業界では、海外に生産拠点を移している中、珍しいですね。

普段、使っている石油ファンヒーターがこういうところで作られていて、運ばれてきたことを考えると面白いです。