トヨトミ石油ファンヒーター愛好者に伝わる「裏技」

トヨトミの石油ファンヒーター愛好者の間で、密かに伝承されている「裏技」があります。

「固定燃焼モード」というものです。

「裏技」ですので、本当に説明書に載っていません。別名「裏モード」ともいいます。


「固定燃焼モード」とは


普通、石油ファンヒーターでは、設定温度を自分で設定することができますが、室内のあたたまり具合によって、燃焼の強さが変わってしまいます。

「固定燃焼モード」になれば、室内の温度に関係なく、燃焼の強さを固定することができるのです。


「固定燃焼モード」のやり方


石油ファンヒーターを点火後、20、30分待ちます。設定温度が表示部の室温より数度低いことを確認してください。表示部の室温が18度以上になった時、延長ボタンとチャイルドロックボタンを同時に3秒間押します。


「固定燃焼モード」に入ったか、の確認方法


表示部の鍵マークが点滅していれば、「固定燃焼モード」になっています。


なぜ「固定燃焼モード」が必要なのか


灯油消費量を最小にしたい場合、設定温度を最低にしても、ファンヒーターは室温に反応して、燃焼力が勝手に上がってしまいます。

燃焼力を最弱に設定することができるという点で、「固定燃焼モード」に存在意義があるのです。


説明書通りの方法で最弱燃焼にすることは不可能なのか


不可能です。

不可能ですから、「固定燃焼モード」がもてはやされる訳です。普通に最低温度を設定しても、最弱燃焼にはならず、下から2番目以上の燃焼力になってしまいます。

トヨトミのファンヒーターには、エコモードという灯油節約のための設定がありますが、これが臭いので、トヨトミ愛好者から不評を買っています。


「固定燃焼モード」の利用方法


最弱燃焼を固定して、灯油消費量を最小にしたい方は利用すればいいでしょう。

春先にちょっと暖房をしたい時、ちょっと部屋を空ける時、座っているイスの下の空間やこたつの中に暖かい空気を入れたい時に利用するとよいでしょう。

部屋全体をあたためるのではなく、部分的にあたためるような使い方に向いています。


「固定燃焼モード」の注意


「固定燃焼モード」について、メーカーのトヨトミは、認識はしているでしょうが、推奨している使い方ではありません。ご注意ください。